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令和4年・第3号(2/1)

Cさんは漢字練習辞典の「例文」を・・・

次は白文帳、新会員Cさんは漢字練習辞典の「例文」を写していました。文章は読むものですよと言われ、さらに「ひらがな」の練習していたの?と言われてしまいました。例文の半分以上はひらがな、早く終わって楽ですが白文帳の主たる目的は漢字練習です。ただし白文帳は13行で18段あります。13×18で234になりますので毎日234語の漢字練習は大変です。機械的にマスを埋めていくだけの「作業」になりますので当然工夫します。SKCの指導を公開します。ノート縦18段を3段ずつ区切って(ブルーの)マーカーで横に5本ラインを引き6段にして語句を縦に6個ずつ練習します。3語の語句もありますが2語の語句(四字熟語は2語×2)が多いので段ごとに横1段は空欄になるイメージで楽になります。そしてラインから始めるので語句を「1つずつ練習」している感があり作業から「学習」に変わります。ラインなしで2語書くと1行で9回、さすがにこれは多い、1ページ13行なので毎日13の語句を6回ずつ練習で丁度良いのです。SKCの会員はさらに工夫します。最初の1段目は青のボールペンで今日の語句13個を「見本」として筆順・音訓を確認しながら横に書いていき準備します。ここはボールペンなので一画ずつ慎重に書きます。そして縦に5個ずつ書きます。9回が5回、とても気持ちが楽になります。ところが提出ノートですので時々「空欄」が多いと赤ペンで注意する教師がいます。全部埋めなさい、まさに「義務」です。ページの欄外に〇〇先生、お世話になっております。家では量より質と教えていますので、このようにしています。宜しくお願い致します、とお母さまに一筆書いていただければ「ハイ分かりました」となります。宿題はできるだけ短時間で終える、時間は自分のもの教師のものではありません。この白文帳でかつてとんでもない教師(と敢えて呼びます)がいました。漢字の右横にふり仮名を書くように強制!したのです。とても面倒で時間がかかる、ばかばかしい、読めるのに、、、しかし生徒が書かないと何度も強要するので校長先生に通告、収まりましたが最後はパワハラで教育委員会に、、、その他にワークは3回繰り返せなど本当に無駄な事が多いのです。

この漢字練習、英単語同様に学習の順序があります。英単語と違い日本語なので難しい言葉でも何となく意味は分かる、実はその状態で練習をしているのです。意味がわかって書いていないので記憶に残りません。練習が空しい、意味を理解して書く、この当たり前のことができていない生徒が多いのです。ところで「漢検」ですが県内の私立の中学4校では全員に受験させます。いずれの中学も漢字の練習用テキストは漢検用の問題集、SKCの指導では漢検はムダ!と教えます。理由は級を取ることが目的になっているからです。読める・書けるで級が取れます。意味は問われない、落とし穴です。読めます書けます、意味は知りませんでは酷い!英語でも英検は無駄と教えます。一部の英語塾でやっていますが問題集で「対策」をして受けるなど全く価値がありません。何故なら問題集は該当する級が取れるように作られているからです。白文帳、中学生にとってはとても重要な学習です。前述の「ふりがな教師」は漢字の学習は①読める②意味が分かる、その上で③書く練習をするという学習の順序を知らなかったようです。読めない語句は当然意味も正確には分かりません。漢字練習は読めて意味も分かる、しかし書けるか心配、ということで練習する、これが理解できていなかったのです。また私立中学で配布の漢検対策用の問題集、地域の中学で配布している漢字練習用のテキストに比べて「貧弱」それは国語軽視、まともなテキストを使ってほしいものです。

2号ニュースの英単語学習の「正解」は、、、実は学校の教師も知らないのです。英語の教師です!正解はスペル(英語ではスペリング)を呟きながらやる、手と口がピッタリ合います。これは辞書を引くときもやります。単語が早く見つかります。単語練習は正しい姿勢でやりましょう。では新会員Cさんがやっていた英語学習を振り返ってみます。英語ノートでは問題を解いたり英文を書いたりしていました。SKCでは問題を解くのは×と教えます。問題を解いて英語が読めるようになるわけではありません。自明のこと!また文章を書くのもバツ、時間がかかる、文章は読むもの、英語のノートは単語練習だけと教えました。問題を解いたりノートに文章を書いたりする学習、それは学校また一般の塾のレベル、高校受験までの学習です。そもそも英語の力、英語の学力とは何でしょうか?言うまでもなく英語が読めて・書けて・聞き取れて話せる力、東大が求める真の英語力、SKCの目指すところです。SKCの英語指導は目と耳と口を使う「立体的」な学習指導、手を使うのは中学生の単語練習と課題処理くらい、目と手の平面的な学習では英語力は大きく伸びることはありません。