保護者の感想 高校生(伊那北高)
Mさん(伊那北高1年)
Mさんは中3の9月にSKC入会、高校受験半年前で難しい時期のスタートでしたが、高校受験は心配しなくてもよいレベルでしたのでSKCの指導にうまく乗ることができました。それでも入会1ヶ月は完全には切り替えができず、スタートのダッシュが遅れました。Mさんの入会時の状況は中学生の「新会員の感想」欄で紹介しました。高1で東大を目指すことを決断し国語と英語は高2で校内トップグループまで上昇、しかし現役で東大の頂まで到達するのには時間が足りないということで高3の夏前に断念し、現役合格を優先するということで入会時の目標であった早慶・上智を目指すことになりました。そして私立文系最難関の慶応義塾大学文学部に現役合格(SKC会員ニュース29年度・第5号で検索)しましたので「先輩からのメッセージ」欄にMさん、本名鈴木真帆さんとして後輩会員に向けてのメッセージを掲載してあります。ここではMさんのお母さまに書いていただきました「一年を振り返って」の感想を紹介します。
PS.この紹介文は卒業後に書き直しをしました。
現在高1になります娘がSKCに入会して一年が経とうとしています。高校受験を経験し、大学受験に向けてスタートを切ったこの一年間は、娘だけでなく、私たち親にとっても勉強や受験に対しての考え方が大きく変わった年でした。我が家では昨年息子が県外の中高一貫校に進学しました。中学から基礎学力をつけるための教育が充実し、大学受験を意識した授業を見て、娘のような地元の公立中学校に通い、定期テストの点を取るための丸暗記、苦手教科の問題集を解いているだけのやり方では、高校へ進学しても大学受験は相当厳しいものになると、当初から不安を感じておりました。そんな時偶然SKCのホームページを見つけ、思い切ってお話を聞いてみました。私達の住むような地域では、高校受験対策の塾や家庭教師の先生はいても、中学から大学受験を考え対応してくださるところはありません。
指導が始まり、まず定期テストのための勉強をやめました。指導当初から高校入学後を意識し現在の長野県の大学受験の状況、受験までには何がどの位必要であるかを何回も話し合いスタートしたことにより、中3の2学期という高校受験一色になる時期ではありましたが、受験勉強は最小限、まずは一番大事である基礎学力、国語力をつけるための辞書学習を進めていきました。娘がSKCの指導で一番変わったところは、意識の改革ができたことです。SKCに入会するまでは東大、京大の超難関大学について受験はおろか、特別な世界の話ぐらいにしか思いませんでしたが、高校入学して間もなくの三者面談では、本人の口から東大を目指すと、担任の先生に宣言するまでに変わりました。
SKCの会員は東大、京大、国立医学部を目指します。地域進学校に在籍しているだけではこのような大学を目指すという事は非常に難しいです。しかしSKCの場合、これら大学を目指す長野や深志高校をはじめ他地域トップ校の生徒さんの状況や様子を毎回の指導で知ることができ、競いあっていくことができます。実際に現役東大生の田村さんともお話をさせていただきました。こうした機会があることで、東大が身近に感じられ、励みにもなります。娘もまずは高校入学後の目標であった、1学期定期テストで古典、世界史、学年1位を達成することができました。しかし喜んでばかりいられません。先生からは東大受験に向けて0%の可能性がやっと1%になったに過ぎないという厳しいお言葉をいただきました。全くそのとおりです。
SKCでは常に明確な目標と、それに対し何をどれだけ勉強しなければいけないかということがはっきりしています。最近の娘は、勉強することに以前のような迷いがありません。東大への挑戦は始まったばかりです。私たち保護者も娘が最大限の力がだせるよう、精神面、健康面に気をつけ、全力で協力していきたいと思います。