英語体験指導
体験指導開始
2020年に小学校での英語教育が必修化され4年が経過、3年生4年生では「外国語活動」として5年生6年生の教科への準備という位置づけで、週1コマ程度「慣れ親しむ」という目標で始まりました。5年生6年生では週2コマになり中学での学習に「つながる授業」が行われているとのことですが実態はどうなのでしょうか??SKCの従来の考え方では小学校での「慣れる・親しむ」このレベルでは対応する価値はなし、また「つながる」では曖昧ということで中学生になり学習の目標がはっきりと定まってからの開始でも『遅くはない』という判断で、昨年度までは小学生の段階での英語指導は行っていませんでした。年に数件小学生の親御さんからお問い合わせをいただくのですが、英語の指導については上記のようにお伝えしていました。
現在長野高1年生のМ君は小学6年生の秋にお母さまからお問い合わせをいただき、将来大学は医学部を目指したいので「早めの準備」をしたいということで小6秋から指導が始まりました。SKCの中学生の指導は、高校受験までの最重要教科は「国語」それは英語数学・理科社会すべての教科の学力向上の“土台”となる教科、その国語力の強化を最優先に始まるのです。国語力は語彙力と言い換えてもよいでしょう、国語力の90%のイメージです。国語では読解力という表現もありますが、それは文章の内容が正確に読み取れていることが前提、まずは語彙力の強化これが大前提、そして文章を読み解くという「読解のトレーニング」(ここでは解説省略)に進むのです。M君の指導も国語の語彙力の強化から始まり中学入学までの半年間は英語の指導はありませんでした。そしてM君入会から4年目の2024年は4年に1度の学習指導要領改訂の年度です。小学校英語教科書の今年度改訂では、小学校で習得する単語数が600語レベルから700語レベルに増加したのと、一部地域で「デジタル教科書」の使用が開始されたことくらいで大きな変更点はありませんでした。
4年前の改訂では従来の教科書と比較すると単語数では最大1.5倍の増加となっており、M君の中学3年間の学習を振り返ってみると5教科の高校受験では大きな苦労はなかったけれど、英語単科での“余裕”はあまり感じられませんでした。やはりボリュームがかなりアップしている、当然それは高校入試そして高校での学習に連動しています。そこでSKCでは従来の方針を変更し、小学校5年生6年生の段階から中学生の英語指導と同等のレベルで、スピードは本人の理解度に合わせてやりますが、小学生からの英語の指導を始めることにしたのです。実は、M君の妹さんが現在小学6年生で、6年生になられたときにお母さまに指導についてお尋ねしたことがあるのですが「本人がその気になってきたら・・・」というお話でしたので、SKCの指導方針の変更をお伝えし小学生の「トップバッター」として「体験」してもらうことになったのです。小学生の場合はとりあえず最初の6回は「体験指導」ということで、通常小学生から始める場合は中学入学までは1回2時間の指導なのですが半分の1時間の指導を6回、無料で体験してもらって終了後本人が継続してやりたいということであれば、正式に入会手続きをしてもらい2時間の指導を始めることにしたのです。M君の妹さん(Kさん)、6回の体験指導が終わり継続して指導を受けることになりました。Kさんが体験指導の感想文を書いてくれました。また6回の体験指導に同席していただいたお母様にも「感想」を書いていただきました。
小学生の英語学習については2024年4月29日信濃毎日新聞の投稿欄「建設標」に北安曇郡の高校生からの投稿が掲載されました。掲載のタイトルは「英語教育は小学生から」内容の一部を紹介します。現在、小学校から行われている英語教育について、日本語習得の遅れなどのデメリットも挙げられている。しかし、私は英語に対する苦手意識を減らすためにも英語教育は進められるべきだと考える。コロナウイルスも落ち着き、登校や下校途中に外国人観光客の姿を見ることが増えてきた。しかし英語が苦手な私は、もし何か質問されたとしても、答えられる自信はない。このような考えを持つ人は少なくないと感じ(中略)このようなことから私は、小学校からの英語教育を進め、英語を幼いころから日常に取り入れるべきだと考える。