英語体験指導
Kさんの指導
Kさんのお母さまには6回の体験指導に同席していただきましたので「感想」を書いていただきましたが、Kさん本人にも感想文を書いてもらいました。お母さまのお話では、2歳の時からネイティブの先生がやっていらっしゃる教室に週1回1時間程度継続して通っていたということでした。英語に「慣れる・親しむ」ということのようです。いつしか小学校も6年生の春、1年後に中学生となった時に備えてSKCの英語指導を「体験」してみようということで始まりました。指導は中学入学までには時間の余裕がありますので「理想の英語学習」を実践してみようという思いで始めました。使用するテキストは現在長野市の中学生が使用している教科書です。Kさんの場合は、お兄さんが中学3年間SKCの指導を受けていますので、自分でお兄さんが中学時代に使用していた辞書と教科書を使い自主的に英語の学習をやっていました。辞書は同じものを購入してもらい、教科書を見てわからない単語を調べて、お兄さんと同じようにオレンジのマーカーで辞書にマークし目印に「ふせん」を貼っていました。200枚いやそれ以上あったでしょうか、、、ビックリです!SKCの指導は「オーダーメイド」の指導です。一人一人の現在の学習状況に合わせて学習計画を作成し、効率よくスピード感のある学習を指導していきます。SKCの中学生高校生の指導時の「合い言葉」は1にスピード、2にスピード、3は?当然スピードです。理由は簡単です。受験には「締め切り」があるからなのです。ゴールに間に合わせる、日々の指導では常に最大限これを意識して指導しています。スピード感のある学習、どんどん成績が上昇していくイメージです。毎日の学習で時間を意識するようになると「集中力」が高まり、効率のよい学習との相乗効果で学習量が増えるイコール成績上昇となるのです。
さて指導が始まりました。Kさんの場合は自主的にやっていた辞書を使っての単語学習、その学習の状況の確認から始めました。貼ってある付箋のページをランダムに開き、マークしてある単語の意味を読み英単語を答えてもらうという方法で3・4・5・・8・9・10、答えられたのは一つ二つ、そしてSKCの英単語学習では重視されている発音、「ぼそぼそ、、、」と発音するので「もう少し大きい声で」何度かやり直して聞き取れるレベルになりましたが、発音はいわゆるカタカナ英語です。日本語の「あいうえお」の音声です。幼少期からネイティブの先生の教室に通っていましたが「お遊び」のレベルで音声指導など受けていません。これは一般の英会話スクールどこでも個別に英語の音声の「発声トレーニング」など行っていません。ネイティブの先生から教わっていれば、いくらかは効果があるとは思いますが、英語の音声の8割9割は日本語の発声とは異なります。英語を身につけていく過程で何故か英語の発音がとても重要な役割を果たすことがあまり知られていません。週に1回1~2時間程度「英語の環境」で過ごしても1日12時間、1週間で84時間の内の1~2時間では、ただ「聞いてしゃべる」では発音は上達しないということなのです。単語は正しい発音・アクセントを学び、文章を読む時には加えて英語のリズムまたイントネーション(抑揚)をつけて読むことで「多くの表現が蓄積」されていくのです。カタカナ英語のレベルでは、脳が拒否感を起こしてスムーズに受け入れてくれないのです。英語は「英語らしく」読むことで脳が歓迎してくれるのです。長年英語の指導を行ってきて、経験上確信をもってお伝えできます。英語が英語らしく読めるようになると、その生徒の成績がどんどん上がっていくのです。音声は「学習」しトレーニングが必要なのです。
Kさんの指導でも早速テープレコーダーと30分録音可能なテープを用意し、辞書に貼ってある付せんをAから順にたどって一語ずつ読み上げていき、20語単位で録音した「レッスンテープ」を作りました。指導で使用のテープレコーダーは貸し出します。そのテープを何度も聞きながら発音のトレーニングをするのです。そして次の指導では発音のテストを行います。レッスンテープとは別に確認用テープをセットして、20語単位で録音した単語を読んでもらい録音します。そしてレッスンテープと聞き比べて80%のレベルまで上達していれば合格、次は日本語の意味を読んで英単語を答えてもらうというテストに進むのです。このテストでは“ルール”があり、最初から順番に日本語の意味を読んでいくのですが、20語に到達するまでに3つ答えられなかったら、そこで今日のテストは終了となるのです。Kさんに限らず、初期の段階では発音テストが難関で、一発で合格の会員は少ないのです。そして感想文でKさんが書いているように教科書を使った指導が始まりました。中1の教科書のUnit1より一文ずつ日本語に訳してもらい「文の組み立て」を学びます。その際、中学生用のSKCで指定の文法書を使います。そして1単元ごとに「完全理解」ができたら教科書本文のレッスンテープを作って渡します。指導の場で本文を読んで録音します。指導後にはそのテープの後について読み「音読」のトレーニングをしてもらいます。そして次の指導では音読のテスト、合格すれば最後は教科書を閉じてテープを聞きながら「後追い」を・・・と進んでいくのです。